はじめまして。
自転車工房ふぃっとの店長、浦松です。 当店は、自転車や車イスの出張修理をさせていただいてます。 今回は3回にわたって、電動アシスト自転車の賢い買い方と使い方について書かせて頂きます。よろしくお願いします。
(電動アシスト自転車の仕組み)
まず、電動アシスト自転車とは、どんな自転車かを説明します。 電動アシストという名の通り、こぎ出しや坂道等で、電動モーターがペダルを回す事を助けてくれる自転車というのが電動アシスト自転車の基本的な仕組みです。 言いかえれば、一定以上の速さでペダルを回す事が出来る平地では、モーターの助けは要りません。 自転車の速度では、時速15km以上では、アシスト(助け)は有りません。
(こんな方におすすめ)
上記のような仕組みの自転車ですから、次の様な使い方が向いています。
- 幼稚園等の送迎でお子さんを乗せる方
- 買い物など、重い荷物を積む方
- 上り坂の多い地域にお住まいの方
- 高齢者等、筋力が低下した方
では、電動アシスト自転車は、どんな選び方をすれば良いのでしょうか?
値段も8万円位~16万円と差が有りますし、たいていの自転車屋さんでは「こちらは新製品で、性能も良いから」と、10万円以上の物をすすめられます。 では、電動アシスト自転車の値段の違いで、どんな性能の違いがあるのでしょうか?
- アシスト力の違いに差は有るか?
この部分の性能には、全くと言って良い程、差はありません。すべての物が乗る人1人分のパワーを1として、モーターのアシスト(助け)1.5人分です。 これは、法律で決められていますので、値段が高いと楽に走れる訳ではありません。 - 1回の充電で走れる距離に差はあるか?
これには、差があります。 例えば、8万円の物と15万円の物を比べると、8万円の物は、約30km。15万円の物は、約100km。 この差は、ほとんどがバッテリーの容量の差によるものです。 ※言い換えれば、値段の差は、バッテリーと充電器の値段の差と言う訳です。 結論です。 一般的な使い方(仕事などで長距離乗る)以外は、7~8万円の普及タイプで大丈夫です。
次回は、「電動アシスト自転車の寿命と長持ちさせる使い方」について書かせて頂く予定です。
このコラムの執筆者
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50歳で会社を辞めて、瀬田駅の近くで大好きな自転車の店をやってます。
自転車が大好きで始めたこの仕事、どんなトラブルでも必ずご対応して、満足のいく結果をお見せします。
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